2022年

 あたらしい年がはじまりました。今年もどうぞよろしくお願いいたします。


去年は引っ越し、新居での「場をひらく」と野草茶の活動のスタート、そして本の出版と新しいことが重なった年でした。結果、ブログはほぼ放置….たびたびのぞいてくださった方、申し訳ありません…!

 日々の暮らしのことを言葉にすることはわたしにとって大切なことのひとつ。今年は、なんとかバランスを見つけたいと思っています。ツイッターインスタグラムは更新頻度が高めなので、よかったら覗いてくださいね。

 ここ数年の我が家のお正月は簡素に、のんびりと。私がなますを大量につくり、夫が黒豆を煮ます。お雑煮は〆鯖と大根おろし。黒豆は煮汁ごとお汁粉にするのが気に入っています。

 大晦日に受け取った友人の手によるお節は、なにより鮮度とおいしさ優先。元旦の朝まで待たずに、大晦日の夜にいただくのが恒例となりました。

 去年は、新居への引っ越しからはじまりました。同じ町内で車で5分の距離なので、引っ越し屋さんを頼まずに、自力で。けれど、引っ越し間近になって夫が過労(?)でダウン!友人たちに手伝ってもらってなんとか引っ越すことができました。

 新居の設計は、大切な友人でもある設計事務所 春摘の和田純さんにお願いしました。構想から3年半。話し合いと試行錯誤を経て完成した家は、夏は風通しが良く、冬はあたたかく、どの場所も心地よくて、快適です。

 プラスチック・フリー、エネルギー効率、天然素材をテーマにした家づくり。地元の大工さんと職人さんの多大な協力を得て、すべてわたしたちの住んでいる地域の木を使うことができました。さすが森林大国高知!

 週に一度ひらいていた水曜カフェは一旦おやすみ。それでもご縁のあった方々に、いらしていただける機会はつくっていきたい…という思いから「場をひらく」というお話し会を開催しました。今年も続けていけたらと思っています。

 高知に移住して、すっかり魅せられてしまった 野草茶の世界。最初は土地の方が作られた素材を購入してブレンドしていましたが、ようやくすべての素材を自給できるようになりました。

 そのタイミングでAsterope(アステロープ)という屋号でオーダーをお受けするようになりました。今年もちいさく続けていきたいと思っています。

 去年の12月には夫と共著で『サステイナブルに暮らしたい-地球とつながる自由な生き方―』をアノニマ・スタジオから出版しました。神奈川で生まれ育った私たちが、カリフォルニア―南インドー京都を経て高知の山のふもとに移住した10年と「いま」が詰まった現在進行形の暮らしの本です。

 写真は、衛藤キヨコさん、デザインは宮巻麗さん、編集は浅井文子さんと、すばらしいメンバーに恵まれ、想像以上に素敵な本にしていただきました。表紙は、なんと我が家の生ごみバケツ!

 ありがたいことにたくさんの方に応援していただき、発売後1週間で増刷が決まりました。本屋さんで見かけたら、お手に取って眺めていただけたらうれしいです。 図書館でのリクエストもぜひ!

校正作業は連日行きつけのコーヒースタンドで

 振り返ってみると、なんともあわただしく楽しい2021年でした。
今年も日々たのしくすこやかに、新しいことに飛び込んで、驚いたり喜んだりしたいと思っています。

2022年も、どうぞよろしくお願いいたします。