保存食仕込み

 こどもたちの学校もようやくはじまり、日々の落ち着きを取り戻しつつあります。前回の投稿から一カ月、長年使っていた一眼レフのカメラが壊れたりと、なかなかブログに着手することができずにいました。更新が途切れることもあるかもわかりませんが、少なくとも今年一年は続けてゆくつもりですので、これからもお付き合いいただけたらうれしいです。

 振り返ってみて、このひと月のあいだに取り組んだのは保存食につづく保存食。先日友人と電話でおしゃべりしていたところ、「いまこの時期にやっていることは、ほんとうにその人がやりたいことなんだとおもう」と言われて、なるほど、と思ったのでした。

 ぬか床をつくりはじめたのを皮切りに、鹿児島出身のおとなりさんからいただいた「あくまき」(灰汁に浸したもち米を竹の皮に包んで、灰汁で長時間ゆでたもの)、真冬から「つくらなければ…」と思い続けていた味噌仕込みもようやっと着手。味噌をつくるにはまず麹から、ということで麹をつくって、その麹で甘酒を仕込んで、さらにその麹とそら豆で豆板醤を仕込み…山の上の方からはらっきょうをたくさんいただき、深夜まで皮むき作業…と発酵食つくりはエンドレスに続きます。

 加えて畑は夏野菜の定植と生姜の種付け、落花生やはぶ茶の種まき、それから敷地内に威勢よく生え始めた草刈り仕事に追われます。

 野草茶の素材は、春の花摘みが過ぎて、初夏の風景に。すこしづつ伸び始めるヴェルヴェーヌの葉を摘み、カモミールやローズゼラニウムの花びらを摘んでは乾かします。それから忘れて行けないのは十薬花(どくだみ)。梅雨に入る前に乾燥せねばなりません。

 じきに梅仕事がはじまりますが、それまでに季節仕事をすこしづつご紹介できればと思います。とりいそぎ、近況報告まで!