あるもので生春巻き

 蒸し暑い日の、草刈りや畑仕事のあとには、すっきりとしていて、エネルギーが湧くようなものが食べたくなる。梅雨から夏にかけて、幾度でも食べたいのが生春巻き。

 生春巻きはベトナムの料理で、一応スタンダードな具の種類はあるようだが、そのときあるもので、さっと用意するのが気楽でいいと思う。今日は知人の畑からいただいた新鮮なリーフレタスとミントを中心に据えて、ひき肉いためご飯、生の赤玉ねぎときゅうり、ナンプラーベースのたれに友人のつくった金柑ハバネロソースを用意した。

 リーフレタスは洗ってよく水気をきっておく。ひき肉いためご飯は、フライパンに油をしき、にんにくのみじん切り入れて香りがでたら、あいびき肉を加え、きっちり、はしっこがかりっとなるまで途中塩を少し加えながら根気よく炒める。これで肉のくさみが消える。多めの胡椒、ナンプラーで味付けをして、上に赤玉ねぎのスライスをたっぷりのせて、冷ましておく。

 たれは、ナンプラー、砂糖、にんにくの薄切り、あれば青唐辛子の輪切りを合わせ、そのままだとナンプラーの塩気が強いので、少し水で薄める。今日はナンプラーが少ししかなかったので、おろしにんにくと醤油、ごま油も加えてベトナム+韓国の香りに。

 きゅうりは太めのせん切り、ミントはさっと洗ってコップに生けてそのままテーブルに。そこから必要な分だけちぎりとる。

 食べるときは、どこまでも自由に。生春巻きの皮を水にくぐらせて、お皿にのせる、具をのせて、しっかり巻いて、たれをつけながら食べる。今回はミントのさわやかさと金柑ハバネロソースの異国感あふれるスパイシーさが梅雨時のうっとうしさを払拭するようだった。疲れていたり、ちょっと食欲がなくても、食べていくうちにどんどん元気になって食欲が出てくる。

 お肉は少し、生野菜とハーブをたっぷりと。ナンプラーはかならず。それぞれのペースで存分に食べる。夏至が近づく今、夕食前の時間はまだ外が明るい。冷えた瓶ビールに、柑橘をしぼったものを飲みながら準備すれば、解放感120%。これから夏が終わるまで、幾度となく登場する我が家の夕ご飯である。

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