2020/11/4
朝晩すっかりすずしくなって、寒いほど。
草刈りに追われ続けた夏が終わり、
畑のようすはぐっと落ち着いてきた。
毎日すこしづつだが収穫ができている。
さつまいもの出来は上々、
落花生はなぜかほとんどとれなかった。
土に埋めた生ごみから勝手に生えてきたかぼちゃ、
夏のおわりにたねまきしたいんげんとおくら。
今年の夏はいささか暑かったので草刈り以上のことがなかなかできず、
じゃがいもはひとつも植えられなかった。
コリアンダーも種だけはたくさんあったのに、
まきそびれてしまった。
大根は、なんとかすこしだけ蒔くことができた。
でもがっかりすることはない。種まきができるものだってある。
すこし遅くはあるけれど、青菜はまだ大丈夫。
春用のグリンピースやきぬさやもこれから。
そして、玉ねぎの定植。
玉ねぎの苗をつくるのは難しいから、苗を直売で買う。
昨日買ったのは、極早生(ごくわせ)で収穫時期は3月下旬から4月あたま。100本で850円だった。
自分で育てた野菜の中で、いちばんおいしくできるのが玉ねぎだ。
大きさは売っているものの3分の1くらいだが、包丁を入れた瞬間から雰囲気がちがう。透き通るような甘さとみずみずしさと力強さ。去年はおもわず玉ねぎだけのスープをつくったものだった。地味な野菜だが、いちばん信頼している野菜でもある。
それなのに、去年はほんのわずかしか植えられなかった。
畑回りはなにかと思うとおりにはゆかず、色々な年がある。けれど、畑をはじめたときの夢はいまでも同じ。「1年分の玉ねぎを自給すること」。
自給する、とひとことで言っても、いったいどのくらい作ったらいいのだろう?
1週間に3キロで計算すると、一年分で150キロほど。わたしの玉ねぎはちいさいから一つが100gだとしたら、1500個!!
今のわたしの体力と作業効率ではとても現実的ではない。それでも、たまねぎの自給を夢見るだけで、なんだかわくわくしてくる。今日から毎日畑を耕して、来る日も来る日もせっせと玉ねぎの苗を植えよう、と心に決める。
千里の道も、一歩から。目標は1000本!