かぼちゃのポタージュ

朝晩肌寒くなってくると「スープをつくろう」と思います。

スープをつくると決めたなら、まず玉ねぎをみじん切りにします。よくよく炒めて(これが明暗を分ける)、さいの目に切ったじゃがいもや人参などを順に加え、蒸らし炒めを繰り返した「野菜スープ」は我が家の定番スープ。

材料も手順もシンプルなのですが、大量の野菜をきざんだり、じっくり蒸らし炒めしたりと時間がかかる料理でもあります。

野菜を洗いはじめるところから、仕上がりまで、計ったことはないのですが、おそらく数時間。

余裕のある日の午後や、夕食の片づけが終わったあとに作り始めます。で。鍋につきっきりでなくてもよいので、作業時間はもっと少ないと思うのですが、それにしても作るには時間も余裕もたっぷり必要。 「いつでももすぐに」という訳にはいきません 。

その点かぼちゃのポタージュはすぐにできるのがよいところ。

かぼちゃを切って、煮てからつぶして、牛乳と塩で味を調えるだけの簡単スープ。やわらかく煮たかぼちゃをフォークでつぶすのでミキサー不要の「お鍋一つでつくるポタージュ」です。
(レシピはこちら

かぼちゃは庭でもたくさんできているし(生ごみから勝手に育ちました)、ご近所さんからいただいたりします。丸ごとならば日持ちもするので、いつも手元にある安心野菜。

かぼちゃの甘さと牛乳(豆乳でも、水だけでもOK)の組み合わせはほっとする味。食事としてはもちろんのこと、ちょっとおなかがすいたときのおやつがわりにも。

小鍋で温めてパンを添えれば、それだけで温かい食事のできあがり。

たくさん作った時は、すぐに大きめの保存瓶に入れ(我が家はだいたい1リットル×3本)、粗熱をとってから冷蔵保存すれば、味が落ちずに3日はいただけます。

その都度必要な分だけ小鍋であたためれば「鍋にいれっぱなしで何度も温めなおす」(←これ、味がすごく落ちます)なんてこともありません。温める際のガスの使用量も少なくていいですね。


レシピはこちら
よかったらつくってみてくださいね。


photo: kettle_photo

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